炎天下で車内に閉じ込められる恐怖

2024年4月21日

GIZUMODEにこんな記事がありました。

Teslaは年に数回ソフトウェアのアップデートが入ります。この記事では、TikTokerの女性がTESLA Model3のソフトウェアアップデート中に車内から出られなくなってしまった事について書かれています。

女性はTeslaの車内でソフトウェアアップデートをしていたそうですが、車内の温度が46度まで上昇。テスラの説明によるとアップデート中は機能がドアの開閉が制限されたり無効になるらしく、無理にドアを開閉すると壊れる可能性があるので、女性は暑い車内で我慢していたそうです。

女性はいざという時のための脱出レバーの存在も知っていたそうでうが

「アップデート中無理にドアの開閉をすると壊れる可能性がある」

と言う教えを忠実に守っていました。つまり、本当に(物理的に)完全に閉じ込められてしまった訳ではなく、ドアの開閉をしないほうが良いと判断して耐えていたみたいですね。

実は私、昔車に閉じ込められた恐ろしい記憶があります。
忘れもしない真夏のある炎天下の猛暑日。車内温度は数分で人が死ぬレベルのルノーアルピーヌV6に乗り込んだところ、

「パシャッ」

とドアロックが作動。

1秒でも早くこの高温から開放されたいと思うもキーは車内には無くエンジン始動ができないのでエアコンをつけることもできません。

ドアを開けようとしてもロックされたまま解除できません。恐ろしいことに車内からドアロックを解除することができない構造で、このままで短時間で死ぬと分かりました。ホーンも鳴らず、大きな声を出しても近くに人はいません。携帯電話を持っていたので助けを呼んで脱出できました。もし携帯電話を持っていなかったら、窓ガラスを割って脱出するか、割ることができなければば死を待つか…、考えただけでもゾッとします。

どうやらそんな時のための非常用ドアノブがあったみたいですが、あの高温の車内でこの知識がなければまず見つけることはできません。

あれからアルピーヌに乗るのが怖くなりました。

好きな車と、暮らそう。

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