4月から90km/hに引き上げ

2024年2月29日
総重量8トン以上の中大型トラックについて、高速道路での最高速度を、
『80km/h』から4月から90km/hに引き上げされます。

トラック運転手の残業規制が4月から強化されることに伴い、物流業界で
人手不足が深刻化する、いわゆる『2024年問題』に対応するためのようです。■2024年問題
2024年問題とは、働き方改革関連法によって2024年4月1日以降、
自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限される
ことによって発生する問題の総称です。

これまでトラックドライバーの労働環境は、長時間労働の
慢性化という課題を抱えていました。
高齢化に加え人手不足の中、ECサービスの成長による宅配便の取り扱い
個数の増加による長時間労働が常態化していました。

2024年の法施行で、自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限を設定。
トラックドライバーの労働環境を良くするためです。

しかし、そんな簡単な問題でもありません。

・運送/物流業者の売上、利益が減少

規制により、1日に運べる荷物の量が減ります。
そのため、運賃を上げなければ収入が減少してしまいます。
運送業者の過当競争の中、荷主はより運賃の安い業者へ依頼するため、
運賃を上げることは容易ではないでしょう。

・労働時間の減少によるドライバーの収入が減少

トラックドライバーは走行距離に応じて運行手当が支給されることもあり、
走れば走るほど収入が増えるのですが、労働時間の規制により走れる距離が
短くなり収入が減少してしまいます。
生活苦になればますます人手不足になるでしょう。

話は戻りますが、80Km/hから90Km/hに引き上げたからと言って
正直解決するとは思いません。
むしろ、大きく重量のあるトラックによる事故を少しでも減らすために
自動ブレーキを義務化(後付含む)やながら運転による抑止装置などに
した方がいいのではないでしょうか!?

ちなみに私の友人は収入が減ると嘆いています。
なには良い法案があればいいのですが・・・。

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