ビヘイビア・ベースド・ビークル・アラート

2024年1月17日

最近の自動車には衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱防止システム、ブラインドスポットモニタリング、死角モニタリング、道路標識認識システム等、ADAS(先進運転支援システム)が装備されています。

こんな機能に頼っているようではドライバーとして失格だ!
と言う意見もあるでしょう。
私もその1人です。
しかし、人間は誰でも必ずミスをします。
それが稀であっても、交通事故に繋がるのであれば運転中のミスを補える機能はあったほうが良いことは分かっていますが…。

安全装備は日々進化していて、最近のニュースでトヨタがBehavior-based Vehicle Alertsと呼ばれる安全システムの特許を申請したと知りました。これがとても興味深い機能なんです。

Behavior based Vehicle Alertsは、ドライバーの過去の行動に基づいて、このドライバーのこのパターンは危険だ、と判断した時に音等で警告してくれるのです。


※画像はイメージです

「過去の行動に基づいて」の部分がこのアラートシステムの肝で、例えば一度ポールや壁にぶつかりそうになった場所があったとします。再びその場所を走行する際に、ドライバーがぶつかりそうになった時と同じような視線、速度、ハンドルやブレーキの操作を行った場合に、これは危険なパターンだと検知して事前に教えてくれる機能だそうです。

これが実用化されるのか、本当にこの機能が必要なのかはまだ分かりません。

人は誰にでも癖があって、車の運転にもその”癖”は現れます。左折する時にやたら膨らんで曲がる人もいれば、やたらインをギリギリで曲がる人もいます。Behavior based Vehicle Alertsそういった悪い癖のあるドライバー程効果があるような気がします。

事故を減らすには、その場で発生した危険に対処する衝突被害軽減ブレーキも必要ですが、潜在的な危険をいかに少なくするかが何より重要です。

好きな車と、暮らそう。

AUTORIESEN 

052-774-6151
auto@riesen.co.jp

サービス工場Blog
車検、点検、整備のあれこれを毎日更新!
熟練のメカニックの匠の技をご覧になれます。