シトロエン「2CV」が電気自動車で復活! 2028年登場を目指す新型コンセプト
これ、単なるレトロデザインの新型車という話ではないんです。
シトロエンが、約80年前に「庶民のためのクルマ」として生まれた2CVの思想を、手頃な価格のEVとして復活させようとしています。
2026年10月11日に発表され、10月のパリ・モーターショーで公開された「2 CV Concept」。
シトロエンの公式発表では、量産モデルを2028年までに登場させる構想が示されています。
まず重要なのは、復活を目指しているのは事実だけど、現時点ではまだコンセプトカーという点。
価格やサイズの一部は目標値で、最終的な量産仕様は確定していません。
1. そもそも2CVって、どんなクルマ?
シトロエン 2CV は、1948年に登場したフランスの小型大衆車です。生産は1990年まで続きました。
つまり、基本的なモデルが40年以上にわたって作られたクルマなんです。
開発思想は、とにかく実用的で安価なこと。
・農村の人々も買える価格にする。
・荷物や人を載せられ、荒れた道でも走れる。
・構造を簡素にし、維持費を抑える。
・豪華さや高性能より、生活の道具として役立つことを優先する。
当時のフランスで、農作業や日常生活に使える手頃なクルマを普及させるという発想から生まれました。
このクルマの魅力は、単に古くてかわいいことではありません。
「クルマは高級品ではなく、誰もが使える道具であるべき」という思想そのものが、2CVのブランド価値になっています。
2. 新型2CVは、どんなクルマになる?
時点でシトロエンが公表している情報を整理すると、こうなります。
| 項目 | 現在わかっている内容 |
|---|---|
| 車名 | 2 CV Concept |
| パワートレイン | 電気自動車(BEV) |
| 全長 | 3.76m |
| 車重 | 約1,000kgを目標 |
| 目標価格 | 約15,000ユーロから |
| 市販化の目標 | 2028年まで |
| 生産地 | 欧州を予定 |
| 航続距離・電池容量 | 未公表 |
| モーター出力 | 未公表 |
ここで重要なのは、車重と価格は目標であり、量産車の確定値ではないということ。
航続距離やバッテリー容量も、まだ正式発表されていません。
デザインの見どころ
初代2CVの顔つきを連想させる丸いライトを、現代的なLEDで再構成。
ボディから独立したように見えるライトの配置も特徴です。
初代の開閉式キャンバスルーフを連想させるデザイン。
昔の雰囲気を残しつつ、現代のコンパクトカーとしてまとめています。
ブレーキペダルにはカメ、アクセルペダルにはウサギのモチーフ。
ドアの収納部にも、初代2CVの実用性に由来する卵を入れる発想が取り入れられています。
個人的に興味深いのは、昔の2CVをそのまま復刻するのではなく、「2CVらしさ」を現代の設計に置き換えていること。
旧車好きに向けた高価な限定車ではなく、これからクルマを買う人にも手が届く価格帯を目指しているのがポイントです。
シトロエンが掲げている目標価格は、約15,000ユーロです。
仮に1ユーロ=170円で単純換算すると、約255万円。
ただし、これは欧州での目標価格を円換算しただけで、日本での販売価格ではありません。
日本に輸入する場合は、輸送費、諸税、認証対応、販売経費などが加わります。
なぜ、ここまで価格にこだわるのか?
EVはバッテリーが高い大容量バッテリーを搭載すれば、航続距離は伸びますが、車両価格も上がります。
そこで、軽量な車体と日常用途に合った性能を目指しています。
装備を増やすだけが進化ではないシトロエンは、交換しやすいバンパーやシンプルな形状など、量産性と修理のしやすさも設計思想に挙げています。
中国メーカーに対抗する狙いステランティスは、中国勢が競争力を強める低価格EV市場で、欧州生産と各ブランドの個性を武器に巻き返そうとしています。
つまり、昔の2CVが「高価なクルマを買えない人のための実用車」だったのと同じように、新型は「高価になりがちなEVをもっと身近にするクルマ」を目指しているわけです。
4. 商用バン版も登場! ただし市販化は未定
これも面白いポイントです。
2026年10月12日、シトロエンは「2 CV Fourgonnette Concept」も公開しました。
これは、かつての2CVをベースにした商用バン「フルゴネット」を現代風に解釈したコンセプトです。
乗用車版と違い、後席部分を箱型の荷室に置き換え、商用車らしいスタイルにしています。
ただし、ここは注意。
・乗用車版
2028年までの市販化を目指す計画。
・バン版
デザイナーの情熱から生まれたコンセプトで、短期的な市販化計画はない。
シトロエン自身も、バン版については近い将来の量産車を予告するものではないと説明している。
個人的には、こちらのほうが日本の輸入車市場では面白い存在になる可能性があります。
小さくて個性的なEVバンなら、花屋、カフェ、雑貨店、移動販売など、実用性だけでなく見た目も重視する事業者に合いそうです。
ただし、これは現時点での用途面からの見立てで、実際の市販化は未定です。
5. 日本に入ってくる可能性は?
日本に持ち込めるかどうかは、欧州仕様の装備が付いているだけでは判断できません。
灯火類、各種安全要件、充電仕様、車両認証などを量産車の段階で確認する必要があります。
特に今回のような低価格EVは、輸送費や日本向けの対応コストが車両価格に占める割合が大きくなりやすいので、欧州で安いから日本でも安く売れる、とは限らないところがポイントです。
実際にAmiも販売されている。
普通の軽自動車や小型乗用車とは違って、欧州では「軽量四輪車(L6e)」というカテゴリーに分類される電動モビリティ。
このAmiですら日本の法律上、登録が難しいのが現状です。
並行輸入でもバッテリー問題もあり海上輸送も簡単にはいかないしね。
電気電気と騒いでいますが、私がガソリンが良い!!
好きな車と、暮らそう。
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