またオートローンの金利が上がります

2026年9月12日

昨日信販会社の担当者から電話がありました。

「オートローンの金利が上がる」と。

この前上がったばかりだったのにまた上がるのか…

1. なぜ上がるのか(直接のメカニズム)

信販会社や金融機関がオートローンの金利を引き上げる直接の理由は、資金調達コストが上がるからです。

  • 信販会社はお金を借りて顧客に貸している

    銀行と異なり、信販会社は顧客の預金を持っていないため、社債の発行や金融機関からの借り入て資金を調達しています。オリエントコーポレーションやジャックスは、親会社がメガバンクですが、あくまで信販会社という別法人である以上、親銀行の預金をそのまま自由に引き出してオートローンの原資に使うことはできません。

  • 市場金利にダイレクトに影響を受ける

    市場の長期・短期金利が上昇すると、信販会社は資金調達コストがすぐに上がります。コストが増えた分をローンの店頭金利(販売価格)へ転嫁せざるを得ないため、金利改定の動きが即座に現れます。

2. 金利が上がる原因の原因(根本的な背景)

調達コストが高騰している原因、つまりオートローンの金利が上がる原因は、日銀の利上げと、世界的な物価高(インフレ)です。

  1. 日銀の利上げ

    これまで日本は長年、異次元の金融緩和を続けてきましたが、日銀は段階的な政策金利の引き上げを実施しています。しかも、日銀は9月17~18日の金融政策決定会合で、政策金利を1.00%から1.25%へ引き上げる可能性がかなり高いと予想されています。恐らく信販会社のオートローン金利が上がるという決断は、先行して織り込んだものだと思われます。

  2. 歴史的な物価高

    原材料費や燃料価格の高騰、人件費の上昇により、国内の物価が上昇し続けています。しかも、昨日は原油価格(WTI原油先物)が100ドルを突き抜けました。日銀は物価の急激な上昇を抑え込むため、金利を上げる判断を強めています。

  3. 国債利回りの上昇

    将来的な金利上昇を見込んで、新発の10年物国債の利回り(長期金利)が上昇しています。信販会社の固定金利ローンはこの長期金利の動向に強く連動するので、先手を打って金利改定が行われたのだと思われます。

3. 今後もっと上がる可能性はあるのか?

日本は欧米と比べて周回遅れでようやく金利が上がってきた、と言えます。日本もいよいよ、金利のある世界に本格的に突入していきます。利上げは痛みが伴う一方で、経済全体としては正常かつ健全な状態に戻るプロセスと言えますね。


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