ウインドウフィルムについて

2026年3月19日

自動車の「窓フィルム(透過率)」は、見た目以上に厳密でトラブルになりやすい保安基準のひとつです。
日本のルールをしっかり整理して説明します。


■ 基本ルール(日本の保安基準)
対象になるのはこの3つ
・フロントガラス
・運転席の側面ガラス
・助手席の側面ガラス

可視光線透過率 70%以上が必須


■ 「透過率」の重要なポイント
ここが一番ややこしいところです! ガラス単体ではなく「合算」で判断。
・純正ガラス(もともと少し色付き)
・+フィルム

両方を合わせた透過率が70%以上必要。
つまりフィルム単体で「70%」でもアウトになることがある


■純正ガラスはすでに70〜80%程度
多くの車はだいたい 75%前後

そこにフィルム貼るとすぐ基準以下になる
例:ガラス75% × フィルム90% ≒ 約67% → ✕NG


■ 車検でのチェック方法
・専用測定器(透過率測定器)で実測
・見た目はほぼ関係なし

「透明に見えるのに落ちる」原因はこれです。


■ グレーになりやすいケース
① 透明フィルム(UVカット・断熱)
ここが一番トラブル多い!
・商品表記:90%や95%でも安心できない
・実測で70%切ることあり

② 経年劣化
・フィルムの黄ばみ
・ガラスのくすみ

新車時OKでも後からNGになることあり

③ 検査誤差ギリギリ
70%ちょうどは危険! 実務的には 72〜75%以上を狙うのが安全です。


■ 後部座席・リアガラスは?
ここはかなり自由です。
・透過率制限なし(基本)
・真っ黒でもOK

※ただし、ミラー(バックミラー等)が適切に見えることが条件


■ よくある誤解
「薄い色ならOK」・・・→ 完全に間違い
数値がすべてです。

「他店では通った」・・・アウト
数値がすべてです。

「ディーラー施工なら安心」・・・
基本大丈夫ですが、数値ファすべてです。


■ 安全ライン(実用目安)
フィルム貼るなら透過率95%以上の高透明タイプ。
それでも実測で70%超えるか事前確認がベストです。


■ まとめ
窓フィルム規制が面倒な理由
・見た目では判断できない
・ガラスとの合算で計算される
・測定器で一発アウト

カスタムの中でも「知らずに違反」になりやすい分野です。

今どき全面真っ黒なんてクルマはないと思いますが・・・
紫外線カットフィルムでも気をつけましょうね。


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