フロリダの空港駐車場で車両火災、約50台が損傷
16日金曜日、米フロリダ州ジャクソンビル国際空港の時間貸し駐車場で火災が発生しました。
火災はこの駐車場2階の1台の車から始まり、他の駐車車両に延焼しました。
The Hourly Garage remains closed. Officials have established a collapse zone. At this time only authorized personnel are able to access the garage. All other individuals are prohibited from entering this area to ensure their safety. Crews are working to establish safe areas of… pic.twitter.com/TX9xi8pgCo
— JAXairport (@JAXairport) May 18, 2025
当局の情報では、約50台の車両が火災によって損傷。完全に燃え尽きてしまった車両も複数台ありました。
また、立体の駐車場の一部が極度の高温により2階と3階部分で2度の崩壊が発生。
火災の原因
火災の原因と、どのタイプの車両から発火したのかは、現時点ではまだ確認できていません。
ところが、ネットの掲示板等では、
「EVに違いない!」
「ガソリン車の方が車両火災は多い!」
「テスラのせいだ」
等と、様々な憶測が飛び交っています。
なぜ駐車場崩壊?
出火の原因はEVじゃなかったとしても、延焼して燃えてしまった車両にEVが含まれていたとしたら、駐車場の構造材により深刻なダメージを与える可能性があります。
ガソリン車でもEVでも、燃えてしまったらかなりの高温になります。しかし、EVはより高温になる可能性があります。
ただ、この温度以上にEV火災で厄介なのは、
- 長いピーク温度
EVは燃えた時に高温である時間が長く継続します。このピーク温度の持続特性によって駐車場が受けるダメージは大きくなります。 - 消火が困難
バッテリーが燃えると消火が困難であることは周知の事実。水をかけても簡単には消せない上、鎮火したと思ったらまた突然火を噴くことがあります。 - バッテリーが床下にある
バッテリーが床下にある関係で、1000度位の高温の影響を立体駐車場フロアがもろに受けます。立体駐車場崩壊の原因にもなります。
EVシフト以前から大規模駐車場火災はありました。ただ、今後は火災の持続特性の対策考えなければならないのかもしれません。
好きな車と、暮らそう。
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