欧州市場でディーゼル車復活か

2026年2月16日

2030年までに欧州販売の100%をEVにするという目標を事実上トーンダウンさせ、ディーゼル車の再投入が始まっているようです世界第4位の自動車メーカーであるステランティス(Stellantis)が、欧州市場で一度は大幅縮小させていたディーゼル車のラインナップを静かに復活させています。

まだ国によってディーゼルのラインナップにバラつきがありますが、プジョー、シトロエン、オペル、DS、アルファロメオの一部車両にディーゼルモデルが復活しています。

DS

AlfaRomeo

PEUGEOT

現時点で以下にディーゼル設定がありました(多少漏れがあるかもしれません)。

ブランド 対象モデル(例)
プジョー 308(ハッチバック)、308SW(ステーションワゴン)リフター(7人乗りSUV)
シトロエン ベルランゴ(バン/乗用)
オペル アストラ、コンボ(バン)
DS N°4、DS7
アルファロメオ トナーレ、ステルヴィオ、ジュリア

 

なぜ今ディーゼル?

なぜ今ディーゼル車が復活しているのか、その理由はとてもシンプル。

  • EV需要の低迷
    欧州でも消費者のEV購入意欲が予想を下回っており、販売が伸び悩んでいます。特に補助金打ち切り以降の購入意欲下落は顕著。

  • 規制の緩和
    EUが排出ガス規制の目標を緩和する動きを見せ、内燃機関車が生き残れる期間が延びた。

  • 米国の政策変化
    最大市場である米国でも、トランプ政権が環境規制を撤廃・緩和する方向に動いていて、EVシフトへの圧力が弱まった。

もう1つ理由があって、ディーゼルエンジンはまだ中国が持っていない武器だから。中国はEV技術は世界トップクラスですが、今後排除されるであろうディーゼルエンジンの開発はほとんどしていなかったと思います。エンジン開発は一朝一夕には真似できるものではありません、EUの自動車メーカーは数十年かけてクリーンディーゼル技術を熟成させてきました。

欧州の自動車メーカーも、理想よりもメシの種を優先せざるを得ない状況。特にステランティスは2025年通期で3兆円を超える巨額な赤字を計上していますので、背に腹は代えられないのだと思います。


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