車の外面を温めれば燃費(電費)が良くなる
VOLVOがEVの電費効率を向上させる特許を出願しましたが、そのアイディアがなかなか斬新です。
車の外面、特にフロントガラスを加熱すると、空気力学的効率が高くなりバッテリーの消費を抑えることができる、という発想。
空気は温度が高いほど密度が低くなります。車の外面を加熱することによって空気との摩擦を減らし、空気を押しのけるのに必要なエネルギー、つまりバッテリーの消費を抑えることができるそうです。
「なるほど!」
と思うと同時に、外面を温めるのにもバッテリーを消費するじゃん…という疑問が当然出てきますよね?
外面の加熱に必要なエネルギーより、空気抵抗の減少によって得られるエネルギー削減効果の方が大きければこの特許は意味を持つと言えます。外面を温めることで、車の室内の暖房効果に繋がるのであれば一石二鳥。しかし、自動車には遮熱性能も求められるので、製品化するまでまだまだ研究が必要かもしれません。
とは言え、特許は必ずしも”製品化”を目的とするものではありません。研究で発見した知識やアイデアの保護を目的としている場合もありますので。
好きな車と、暮らそう。
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