アメリカのトヨタ車は日本車?アメリカ車?
motor 1のサイトに、
「いつ日本車は日本車ではなくなるのか?」
というコラムがありました。
日本の自動車メーカーのトヨタ自動車は、アメリカでアメリカ人のために車両を製造しています。例えばタンドラやタコマはアメリカ車ではないのか?と言う議論をしています。
アメリカで販売されているトヨタ車の多くはアメリカで製造されています。日本に住んでいる日本人目線では、タンドラやタコマはアメ車でしょ、と思っている人も多いのではないでしょうか。
コラムではTOYOTA TUNDRA TRD PROを運転しているとアメリカらしさに魅了されずにはいられない、と述べています。確かにアメリカを象徴するよう要素を多く含んだタンドラに妻と子供を乗せて広い大地を走り回るなんて、アメリカを舞台にした映画のワンシーンみたいですよね。
この議論、日本とアメリカ逆の立場で考えれば答えが見えてくると思いますが、今現在外国車メーカーが日本で大規模に自動車を生産を行っているケースがありません。例えばFORDが日本の工場で、日本人向けに車を製造して、その車両が日本に根付いていたらそのFORD車はアメ車なのか日本車なのか、と言う議論になっていたかもしれません。(フォードやGMが日本で自動車を生産していたことがありますが、太平洋戦争前の話です。)
1970年代~1980年代にかけて、トヨタ車はアメリカではインベーダー扱いでした。1980年代には日米貿易摩擦で日本車をハンマーでボコボコにしていたこともありました。
トヨタ車を含む日本車は、日米貿易摩擦で大変な目に遭いましたが、それを考えれば上手くアメリカ社会に根付いたと言えるのではないでしょうか。
アメリカ生産車でありながら、品質や耐久性はトヨタのDNAが受け継がれているので、単純に日本車だアメリカ車だと分類するのは難しいみたいです。ただこれはイメージ的にはそうであって、イメージを無視すれば基本的にアメリカ車だと思います。
因みにアメリカから日本のメーカーの自動車を輸入して登録すると、輸入車としてカウントされます。
この関係、アメリカとヨーロッパ間でもあるのではないでしょうか?ヨーロッパフォードは欧州車のイメージが強くアメリカ車のイメージが薄いです。
好きな車と、暮らそう。
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