熊にロールスロイスを荒らされた!が保険金詐欺だった
アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスの法執行機関が、これまでに聞いたことのない驚きの手法で保険詐欺をしたとして4人を逮捕しました。
その手法はこうです。
2010年型のロールスロイス・ゴースの車内に熊が侵入して、内装に傷をつけられ高額な修理代が発生。その修理代を保険請求しました。熊がロールスロイスを荒らした証拠となる監視カメラの映像も提出されていました。
不自然な点が多く不審に思った保険会社が、カリフォルニア州保険局に詐欺の可能性があると通報。コードネームOperation Bear claw(オペレーション・ベアクロー)と名付けられた捜査が始まりました。
監視カメラの映像の熊の動きが不自然で、シートやドアパネルの傷がクマにしては浅かったことから、保険会社は動物に詳しい専門家に映像や写真の分析を依頼。専門家はクマとは思えない動き、唾液や毛等クマ特有の痕跡も無い…
「これは明らかに人間でしょ!」
と結論づけました。
保険会社が警察に通報すると、捜査官が容疑者宅へ家宅捜索に入りました。すると1人の容疑者宅から鋭い爪の付いた熊の着ぐるみを発見。この保険詐欺に関与していた26歳~39歳の4人が逮捕されました。この4人は別の2台の高級車(2015年製メルセデス・ベンツG63 AMGと2022年製メルセデス・ベンツE350)についても、よりによって同じ日に同じ場所で、熊による被害を受けたとする請求を2社の別の保険会社に行っていたことが判明しました
有罪が確定したら罰金の支払いに加え、保険会社3社から141,839ドル(日本円で約2,190万円)を返還しなければなりません。
アメリカでは自動車の動物による被害が多く、日常的に動物による被害に関する保険請求が行われているのでこんな詐欺を思いついたのでしょう。いずれにしても馬鹿なことはするもんじゃないですね。
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