BYDを歓迎しているブラジル

2024年10月2日

先月25日、BYDが900万台目のラインオフ式を行いました。年内に1,000万台目がラインオフされると言われています。

欧米では自国の産業を守るために、BYDの車両に対して関税をかけるという措置を取っています。

BYDを煙たい存在だと思っている国が多いイメージが強いのですが、BYDを歓迎している国もあります。ブラジルです。

ブラジルは南米最大の自動車市場、世界8位の自動車生産国でもあります。

ブラジルは中国のEV戦略の成功モデルを参考に、自国の自動車産業を強化させ、経済成長を牽引する存在にしたいと考えているようです。BYDはブラジルに年間15万台のEVを生産できる工場を建設していて、1万人の雇用を創出、将来的には年間生産30万台を目指しています。

ブラジルにはEVバッテリーに欠かせないレアメタルが豊富にあります。BYDは地球の裏側に生産拠点を持つことによって、地政学リスクの分散が実現します。また、Made in Brazilにすることで関税を回避しようとする思惑もあるのだと思います。

自国にメジャーの自動車メーカーがある欧米ではBYDを警戒しています。ブラジルにはメジャーな自動車メーカーはありません。日本や欧米の自動車メーカーもブラジルに生産拠点を設けて自動車を生産しています。つまり、ブラジルは海外の自動車メーカーの車を生産して世界8位の自動車生産国を確立しています。

ところで日本ではBYDの扱いはどうなんでしょう?日本は自国にメジャーの自動車メーカーがありますが、BYDを購入する際に補助金&税制優遇があるのでBYDウェルカムな国ですね!?

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