このままでは海外注文部品が届くのが遅くなる!?

2024年5月31日

弊社では自動車の修理や、研究開発目的で企業様からの依頼で海外から部品を取り寄せることが多いです。

勿論購入した商品を運ぶのは物流業界の人たちです。日本では物流2024年問題、物流クライシスが叫ばれていますが、実は物流の混乱は日本だけの問題ではありません。

海外から部品を取り寄せる際に、

「思ったより早く届いたな」

というケースもありますが、

「なんでこんなにかかるんだろう…」

と思う時もあります。

実際どこでどう遅れてしまったのかは確認のしようがないのですが、最近問題になっているのが中国EC大手のTEMUとSHEINの存在です。

この2社だけで、貨物専用大型機ボーイング777型フレイター88機分に相当する荷物を世界各国に輸送しているそうです。1日で88機です。この2社の荷物が航空物流業界に大きな影響を与えています。

売れるものを作って売っているんだから仕方ないね…、と思うかもしれませんが、一度でもSHEINやTEMUを使ったことがある人なら、何かがおかしいと気がつくと思います。

私はSHEINは使ったとこがありませんが、TEMUは怖いもの見たさで利用したことがあります。

TEMUはあまりにも激安なので、粗悪品が届く覚悟をしていましたが、届いてみると普通に使える商品でした。ただ、疑問に思ったのは届いた商品の送料がどうなっているのか?です。

5点の商品の合計金額が送料込みで2,500円位。弊社は中国からも研究開発目的の部品を輸入していますが、どう考えても送料だけで数千円~1万円はするであろうボリューム。それが商品代を含んでも2,500円なので、どこでどうバグっているのかと不思議に思いました。

どうも万国郵便条約と呼ばれる制度を利用することによって、受け取り国側が送料の大部分を負担している、と言っている人もいますが、どこまでが本当なのか分かりません。

中国のEV戦略とも重なりますが、圧倒的な物量で世界中を混乱させることが目的なのではないか、と疑いたくなりますね。

中国人=経済成長で金持ちだ、と思っている人も多いでしょうが、貧困層の多い地方では何億人もの人たちが手取り年収10数万円で生活していると言われています。(都合の悪いデータは出てこないので実際はもっと酷いかも)。 信じられないほど安い人件費で商品を作っているのかもしれません。

このままTEMUやSHEINが伸び続けたら、車の部品だけではなくいろんな物の到着が遅くなる可能性があります。

好きな車と、暮らそう。

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