中国EVをメキシコで生産させたくないアメリカ

2024年4月19日

今日、こんな気になるニュースがありました。

手短に要約すると、メキシコ政府が中国EVメーカーへの優遇措置をしないよう、米国が圧力をかけたようです。

 

中国EVメーカーの思惑は、メキシコで低価格EVを生産し、それをアメリカで販売することだと思います。しかし、米国の圧力によって、米国市場への進出戦略を再検討せざるを得なくなってしまいました。

メキシコにとっては、米国との経済関係と中国との経済関係の双方を維持したいはずですが、今回の中国EVの件で米国を選ぶか中国を選ぶかの選択を迫られた形になります。

いろんな議論があると思いますが、米国は中国EVをかなり警戒していて、たとえメキシコ生産であっても中国EVメーカーであるなら100%以上の関税をかけるべきだとの声も上がっています。今回はそうなる前に手を打たれてしまったことになります。

特に物価高で車も高くなり、ローン金利も高いアメリカでは、低価格でそこそこの性能のEVが販売されたら売れるのかもしれません。また、日本人とアメリカ人とでは、中国製品に対するイメージも違うのだと思います。日本でも最近BYDがテレビCMをしていますが、BYDが走っている姿を見ることは稀。

米国が中国EVをそこまで怖がっているのは、それだけ中国EVが破壊力を秘めている可能性があるってことなのでしょうね。

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