フォルクスワーゲンが車両にChatGPTを搭載
フォルクスワーゲンが、2024年の第2四半期から人工知能を搭載すると発表しました。搭載する人工知能はOPEN AIのChatGPTです。
まずは欧州で販売されるTIGAN、PASSAT、GOLF、EVのIDシリーズにChatGPTを搭載し、その後アメリカでの導入も検討しているそうです。
ChatGPTで何が出来るのかは気になるところですね。発表の段階で分かっている機能は、
車内音声アシスタントシステム IDA(アイーダ)を強化して、ドライバーとより自然なコミュニケーションを可能にして、ナビゲーションや音楽再生、エアコンの制御、一般的な知識の質問をすることができるそうです。
一般的な知識の質問は、天気予報やニュース等だと思います。また、観光地に向かうまでの間に、その観光地の歴史等も事前に勉強することもできるかも。
搭載されたChatGPTで使用する個人情報は速やかに削除されるらしく、その内容をVWやその関連企業、自動車向けの人工知能アシスタント技術を提供するCerenceのような企業に送信されることは無いとのことです。
カーナビでのChatGPT利用の場合、ウェイクワードの「Hello IDA」と声をかけるか、ステアリングにあるスイッチでアクティブ化をした上で
- 「大阪城に行きたい」
と伝えれば目的地を設定してくれるのだと思います。
でも、これだと音声認識機能のあるカーナビと同じですよね。
ChatGPT搭載車の場合、
- 「ビーガンでも食事ができる店まで案内して」
- 「子供が喜ぶ1時間以内で行ける公園まで案内して」
と伝えれば、その要望を満たす目的地を設定してくれるかもしれません。
また、
「今日これから金閣寺と銀閣寺、南禅寺を効率よく観光したい。高速道路を使い、途中で大津サービスエリアにも寄りたい。」
と伝えると、順序良く設定してくれるかもしれません。
経由地の設定って結構面倒なんですよ。これくらいのことができなければ人工知能を使う意味がないですね。
日本の自動車メーカーはApple CarPlay、Android Autoの搭載に消極的でした。最近ようやく国産車でもApple CarPlayが使えるようになってきました。国産車のAI(Chatbot)搭載がどうなるのか、気になります。
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