義務化義務化義務化

2021年7月3日

職業柄
「国土交通省が、○○○○○の搭載を義務付ける」
のような記事が気になります。

以前から義務化される装備・装置はありましたが、最近の義務化は厄介なものが多いです。

最近ではシートベルトリマインダー。シートベルトリマインダーは、シートベルトの非装着を運転者に警報する装置。これまでは運転席のシートベルトのみが対象でしたが、後部席を含める全席が警報の対象になりました。全席シートベルトリマインダーは国際基準の改正案が国連欧州本部で開催された会合で5年程前に採択された案件ですが、これを主導してきたのは日本だそうです。

手作りの車だったり、ロシアの車にはシートリマインダーのような装備がありませんので、輸入した場合には義務付けられた装備を取り付けなければなりません。

2022年5月以降の新型車(継続生産される新車は2024年5月以降)には、バックカメラやパーキングソナー等の後退時の直後確認装置の設置が義務化されます。バックカメラやパーキングソナーが無い車両を輸入した場合、後付しなければなりません。カメラ・配線代、モニターが無い車両にはモニター代、工賃まで含めると5万円~7万円はプラスになると思います。

さらに最近のニュースで、アクセル操作状況や速度の変化等を記録する装置の義務付ける方針を固め、改正に向けた手続きを始めると報道されました。これってもしかして池袋暴走事故でブレーキを踏んだのに加速した、と主張していたことが影響しているのでしょうか…。この装置を後付ってできるのでしょうか!?誰かが開発してくれることを期待するしかありません。

安全のために、人の命を守るためにいろんな装置が義務化されるのは理解できますが、そのために様々なコストの負担が発生します。安全性とコストのトレードオフ、とは言え義務化が増えすぎるとコストもどんどん上がります。

千葉県では飲酒運転していたトラックが小学生の列に突っ込んだ事件もありましたが、もしかしたら一般乗用車にもアルコール検知搭載義務化、なんて時代が来るのかもしれませんね。

義務化ばかりでちょっと嫌になります。

好きな車と、暮らそう。

AUTORIESEN 

052-774-6151
auto@riesen.co.jp

サービス工場Blog
車検、点検、整備のあれこれを毎日更新!
熟練のメカニックの匠の技をご覧頂けます。

UAZ:JAPAN Distributor
弊社はワズの日本代理店です。
https://uaz.riesen.co.jp/gd