試運転は簡単なようで大変な作業
自動車の点検・修理をしていて、試運転をしなければならないケースが頻繁にあります。
主に試運転するケースは
- 症状確認のための試運転
「お客様から、60km/h位で走行中音がする」
この場合、症状確認をするために60km/h前後の速度で試運転が必要です。 - 修理したところが直っているか確認するための試運転
- 点検時に異常がないか、確認のためのロードテスト
試運転が大変になるケース
試運転は、ただ公道を走らせるだけでよい、という訳にはいきません。
お客様からお預かりした資産である自動車を運転することになりますから、心理的なプレッシャーがあります。
しかし、症状確認の試運転の場合、症状の見落としがないよう注意深く運転する必要があります。試運転して確認できなかったので返却 → やっぱり症状が出る、これだと二度手間になってしまいます。しかし、稀にしか症状が出ない不具合もありますが、これが大変です。
例えば、1時間位乗っていると、症状が出る事がある。しかもそのトラブルが走行不能に陥るような場合は、あまり遠くまで行ってしまうと面倒なことになります。
この場合、近場をぐるぐるとひたすら注意深く運転し続けなければなりません。今月も弊社スタッフが試運転中に症状が出てしまい、1km位の距離までレスキューに行きました。これが10km・20km離れていたら面倒なことになります。
試運転が空振りに終わることも少なくない
故障車を修理して、再発しないかの確認の場合は、試運転で何事も起こらないことを願って走らせます。
しかし、故障?の症状確認はそうは行きません。30分、1時間と試運転をする。高速走行での症状確認の場合は、高速道路に乗って走らせる。しかし、長い時間走らせても症状が出ない場合、この試運転が無駄になってしまうのです。「低頻度で発症する」という事実が分かったことになるので、完全に無駄になったとは言いませんが、収穫が少ない試運転になってしまいます。
たかが試運転、されど試運転
試運転中に確認できた異変と、過去の経験を照らし合わせて原因を特定する。自動車の修理において、症状確認(問診・再現・見極め)は、重要スキルのひとつです。整備士の腕・センスが最も試される部分と言っても過言ではありません。
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