落ち葉は車の天敵

2025年9月22日

これから落葉のシーズンを迎えます。

広葉樹林が一斉に色づくと、とても美しいものです。紅葉した葉はその後落ち葉になりますが、それはそれでまた趣があって良いものです。

しかし、この落ち葉、車にとって歓迎できるものではありません。できればこれからの季節、落葉樹の下に車を駐車することは避けたほうがよいです。どうしてもそこに駐車しなければならないのであれば、こまめに落ちてきた葉を取り除いてあげることをおすすめします。


落ち葉が車に与える悪い影響

停車中の悪影響

1. ドレンの詰まりによる雨漏り

ほとんどの車は、雨水はフロントガラスの下にあるカウルトップパネル付近にあるドレンから排出されます。

このドレンに落ち葉が入り込み、時間とともに細かくなって泥状になり、詰まりを起こすことがあります。もしドレンが詰まってしまうと、雨水の排出が妨げられ、以下のような不具合が発生します。

  • 車内への雨水浸入:
    エンジンルームやエアコンの吸気口を通じて、助手席や運転席の足元に水が浸入、フロアマットが濡れたり、カビが発生する原因になります。
  • 電気系統の故障
    浸入した水がヒューズボックスや各種センサー、ECUなどの電気系統に入ると、故障を引き起こす可能性があります。

また、サンルーフのある車両も要注意。以前、お客様のサンルーフ付きのBMW 5シリーズの雨漏りが発生。落葉樹の下にある自宅駐車場に止めていたので、サンルーフのドレンが落ち葉で詰まって雨漏りしたことがありました。

2. 塗装へのダメージ

落ち葉に含まれるタンニンなどの成分が、雨水に濡れることで溶け出し、車の塗装面にシミや変色が発生することがあります。特に、長時間放置されると、クリア層に浸透してコンパウンドでも除去が困難になる場合があります。

3. 腐食(サビ)の進行

落ち葉がワイパーの付け根やボンネットの隙間、フェンダーの内側などに溜まると、湿気がこもりやすくなり、その部分の金属が腐食したり、サビが発生する原因になります。お預かりする車両のボンネットを開けると、落ち葉やゴミが溜まっている車は意外と多いです。時々ボンネットを開けてチェックしたほうが良いと思います。

乾燥した落ち葉なら問題ありませんが、濡れ落ち葉の上を走行すると、タイヤハウス内に落ち葉が張り付くことがあります。これもサスペンションの取り付け部などの金属部品がサビやすくなるので、できれば掃除してあげたほうが良いでしょう。


走行中の悪影響

1. スリップ

雨に濡れた落ち葉の上を走行すると、タイヤと路面の間の摩擦が著しく低下し、スリップしやすくなります。特にカーブやブレーキ時にはその危険性が高くなります。

早朝、秋の山を気持ちよく走行していたら、朝露で湿った落ち葉でスピンして大破しまった人も少なくありません。

2. エンジンへの影響

落ち葉がラジエーターグリルに詰まると、ラジエーターの冷却効率が低下し、オーバーヒートの原因になることがあります。


という訳で、できるだけ落ち葉は取り除くようにしましょう。


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