日本で売れそうなアメ車が無いか探してみた

2025年4月18日

トランプ大統領が

「アメリカ車が日本で売れてない!」

と不満を述べていました。

アメ車をどうしても売らなければならない状況になった場合、どんな車種が売れるのか?を考えましたが、日本でトランプ大統領が納得してくれそうな台数が売れるアメ車は無いと思います。

無いと分かっていましたが、それでも一応調べてみました。

アメ車は

「車両サイズも排気量も大きすぎる」

とよく言われていますが、コンパクト(アメリカにしては)で低排気量モデルも存在します。

まずはFORD。F-150やMustangはカッコいいとは思いますが、日本で大量に売れるとは考え難いです。現実的に日本でまとまった台数が売れそうな車種を無理やりチョイスすると

  • Escape
    Escapeには1.5Lエンジン搭載モデルが有ります。車両サイズも日本国内でも使えそう。現地(西海岸)価格29,150ドル(日本円で約415万円)~。ハイブリッドモデルは現地価格32,490ドル日本円で約463万円)~。だったら、ヴェゼルや、カローラクロスやRAV4、なんならレクサスUX買ったほうが良いでしょ…って話しになります。
  • Bronco  Sport
    Bronco Sportにも1.5Lエンジンの設定有り。2.0Lも設定もあります。サイズも問題なし。
  • Bronco
    Bronco Sportはややオフロード寄りですが、本格的なクロスカントリーモデルは”Sport”が外れたBronco。Bronco SportよりBroncoの方が値段が高いのですが、ラングラージープとほぼ同じ価格帯なので、ジープが日本で売れているように日本でもある程度売れる可能性があります。

GMは、キャデラックやシボレーが日本で正規輸入販売されていますね。

  • GMC TERRAIN
    1.5Lエンジンの設定があり。価格、サイズ、スペックを見るとFord Escapeと似ています。ただし、Escape同様に競合する日本メーカー車が強すぎて台数が売れるとは思えません。GMCの認知度が日本では低いのが問題です。
  • BUICK Envista
    1.2Lエンジンの設定があり、エントリーモデルが現地価格25,195ドル(約360万円)~。サイズもホンダ・ヴェゼル位なので日本でも乗りやすい。しかし、GMC同様、日本国内でのBUICKの認知度が低いです。
  • BUICK Avenir
    BUICK Envistaより上のグレードですが、Encistaとの価格差が少ないので、Avenirも日本で維持しやすい車両かもしれません。。

クライスラーは、現在販売している3車種全て全長5メートルオーバーなので日本で売るのは困難。

TESLAは既に日本で販売されて、街中でもよく見かけますね。

以上になりますが、選んだ中でもそこそこ売れそうなのはBronco位でしょうか。しかし大きな問題があって、Broncoを売るにもFordの販売店が無いことです。

過去に日米間の自動車貿易摩擦緩和の一環として、シボレー・キャバリエをトヨタが販売していたことがありましたね。右ハンドル化等、日本人好みのテイストにしたはずでしたが結果販売不振に終わりました。トヨタの販売店にとっては売りにくい車を仕入れさせられて迷惑な話しだったと思います。

車両サイズが小さいと言うだけでは日本でアメ車は絶対に売れません。性能、デザイン、ブランド力、耐久性、コストパフォーマンス等が良くなければ消費者は国産車やドイツ車を選択します。

日本政府もトランプ大統領にこの事実を教えてあげれば良いのでは?

勿論アメリカの車が日本で売れない理由を伝えるのではなく、

「こんな車をつくれば日本で売れますよ」

と秘訣を教えてあげるような感じで。これくらいのことはやてますよね…


好きな車と、暮らそう。

AUTORIESEN

サービス工場Blog
車検、点検、整備のあれこれを毎日更新!
熟練のメカニックの匠の技をご覧頂になれます。