中国車は日本で売れない、それは間違いかも?
日本で生活していると、率先して情報を集めなければ中国の自動車メーカーがどこまで進化しているのか分かりません。
日本では
「中国のEVは燃える」
のイメージが強く、日本の道路を走行している中国車を見かけることは稀です。
欧州では中国車の侵略をかなり警戒していて、このままでは自国の自動車産業が駄目になってしまう、とかなり警戒しています。
「日本は特殊なマーケットだし、自動車の技術は高いから中国車は売れないでしょ」
と大半の人が思っているかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
家電は日本がかなり強い時代がありました。冷蔵庫・洗濯機・テレビが三種の神器と呼ばれていた頃、東芝、シャープ、ナショナル(パナソニック・松下電器)、三洋電機等の家電メーカーは世界でもトップレベルでした。
しかし今、世界の冷蔵庫と洗濯機のシェア1位は中国のハイアール、テレビは韓国のSAMSUNGです。
2023年1月時点の日本のテレビの販売シェアランキングは
1位 TVS REGZA(旧東芝映像ソリューション):約24.9%
2位 シャープ:22.3%
3位 ハイセンス:12.7%
中国のハイセンスが急激にシェアを伸ばしていて、初めてTOP3にランクイン。TVS REGZAは日本のメーカーだと思っている人もいるかもしれませんが、中国のハイセンスの傘下のメーカーです。1位と3位が中国ってことになります。
昭和の時代に
「日本のテレビ販売シェアは中国メーカーがTOP3にランクインするよ」
と言っても、
「お前はアホか?」
と馬鹿にされたと思います。
中国車がすぐに日本国内のシェアを奪うとは思いませんが、10年後、20年後はどうなっているか分かりません。
BYD以外の中国自動車メーカーも日本進出を狙っています。日本の法律・保安基準を徹底的に調べていて、市場調査やインフラの状況調査を行っているのです。
テレビのように
「車は中国メーカーでも十分」
と日本人に浸透すれば、高いコストパフォーマンスで一気にシェアを奪われます。このまま中国が成長を続けることができるのであれば、の話ですが。
好きな車と、暮らそう。
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