中国車は日本で売れない、それは間違いかも?

2024年11月26日

日本で生活していると、率先して情報を集めなければ中国の自動車メーカーがどこまで進化しているのか分かりません。

日本では

「中国のEVは燃える」

のイメージが強く、日本の道路を走行している中国車を見かけることは稀です。

欧州では中国車の侵略をかなり警戒していて、このままでは自国の自動車産業が駄目になってしまう、とかなり警戒しています。

「日本は特殊なマーケットだし、自動車の技術は高いから中国車は売れないでしょ」

と大半の人が思っているかもしれませんが、本当にそうでしょうか?

家電は日本がかなり強い時代がありました。冷蔵庫・洗濯機・テレビが三種の神器と呼ばれていた頃、東芝、シャープ、ナショナル(パナソニック・松下電器)、三洋電機等の家電メーカーは世界でもトップレベルでした。

しかし今、世界の冷蔵庫と洗濯機のシェア1位は中国のハイアール、テレビは韓国のSAMSUNGです。

2023年1月時点の日本のテレビの販売シェアランキングは

1位 TVS REGZA(旧東芝映像ソリューション):約24.9%
2位 シャープ:22.3%
3位 ハイセンス:12.7%

中国のハイセンスが急激にシェアを伸ばしていて、初めてTOP3にランクイン。TVS REGZAは日本のメーカーだと思っている人もいるかもしれませんが、中国のハイセンスの傘下のメーカーです。1位と3位が中国ってことになります。

昭和の時代に

「日本のテレビ販売シェアは中国メーカーがTOP3にランクインするよ」

と言っても、

「お前はアホか?」

と馬鹿にされたと思います。

中国車がすぐに日本国内のシェアを奪うとは思いませんが、10年後、20年後はどうなっているか分かりません。

BYD以外の中国自動車メーカーも日本進出を狙っています。日本の法律・保安基準を徹底的に調べていて、市場調査やインフラの状況調査を行っているのです。

テレビのように

「車は中国メーカーでも十分」

と日本人に浸透すれば、高いコストパフォーマンスで一気にシェアを奪われます。このまま中国が成長を続けることができるのであれば、の話ですが。


好きな車と、暮らそう。
AUTORIESEN
052-774-6151
auto@riesen.co.jp

サービス工場Blog
車検、点検、整備のあれこれを毎日更新!
熟練のメカニックの匠の技をご覧頂になれます。