クラシックカー人気に変化有り

2024年8月27日

毎年8月にアメリカのカリフォルニア州で開催されているMonterey Car Weekの見どころの1つがクラシックカーのオークションです。

今回は1,143台の車両が出品され、そのうち821台が落札されました。平均の落札価格は昨年の477,866ドルよりわずかに下がって、476,965ドルだったそうです。

少し下がっていますが、それにしても凄い金額ですね。全体的な金額だけ見るとほとんど変化は無いように感じますが、内容を詳しく調べるとクラシックカー相場にある変化が見られます。

古いクラシックカー(オールドタイマー)の相場が下がり、ヤングタイマー(ネオクラシック)と呼ばれている1980年代~2000年位までのスーパーカー、スポーツカーの人気が上昇しているそうです。アメリカのビンテージカーや特殊車両の保険を専門に扱っているHagertyの調査によりますと、2019年から2024年までの間にヤングタイマーのクラシックカーは60%も相場が上昇しているそうです。

ではなぜこのような変化が起こったのでしょうか?

ヤングタイマーのクラシックカーを購買する層は、ジェネレーションX世代(1965年~1981年ころに生まれた世代)とミレニアル世代です。

一方、1960年代以前のオールドタイマークラシックカーを好んでいたベビーブーマー世代(1946年~1964年ころに生まれた世代)は、徐々に身辺整理を進めているので、コレクションを増やすのではなく断捨離を進めよう、という動きが強くなっているようです。終活の一環ですね。

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