エアバッグって交換しないといけないの?

2024年7月15日

自動車は様々な部品やパーツを使ってつくられています。

故障は、その部品やパーツが不具合を起こして発生します。

例えば
・オルタネーターが壊れた
・イグニッションコイルが壊れた
・ウォーターポンプが壊れた
・エキマニのスタッドボルトが折れていた
・O2センサーが壊れた

部品やパーツが壊れたり破損したりすると

「車が壊れちゃった」

ということになります。

ウォーターポンプやオルタネーターは必ず壊れるとは限りませんが、ある程度長い期間乗り続けていると壊れるリスクがどんどん高くなります。壊れると厄介なので、10年位乗ってきたから予防的な意味で交換する人もいます。

ウォーターポンプやオルタネーターはエンジンを始動させた瞬間から停止させるまで常時稼働している働き者です。ところが車には滅多に使用しない装備があります。それはエアバッグです。エアバッグは滅多に使用しないどころか、製造から廃車されるまで1度も使用されないことの方が多い装備ですね。それでいて、いざ出番が来たときにはとても重要な役割を任されるのもエアバッグの特性です。

エアバッグは1980年のメルセデス・ベンツ Sクラスに初めて装備されました。そこから大衆車に普及してきました。エアバッグが登場してから40年以上経過していることになります。

では、例えば30年前、40年前のエアバッグ付きの車に今でも乗っていた場合、そのエアバッグが正常に作動するのでしょうか?

その答えは、不明です。

車種によっては、エアバッグが有効に作動する期限が設定されています。また、マニュアルには長期使用した車両のエアバッグは点検をするよう書かれていますが、

「この車のエアバッグが間違いなく正常に作動するか点検してくれ」

と言われても、かなり困ります。

今まで、予防的な意味でエアバッグを交換してくださいと頼まれたことは1度もありませんし、エアバッグを交換しましょうと提案したこともありません。

勿論、エアバッグの警告ランプが点灯した場合は要点検ですが。

好きな車と、暮らそう。

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