最近の車の修理はなぜ難しい?
昔の車の修理は壊れたところを交換すれば直りました。DIYが得意な人なら自分で部品を取り寄せて交換することもできました。
人間を治療する医学はどんどん進化しています。治療する対象の”人間”は全く進化をしないわけではないと思いますが、基本的に大きく変わることはありません。医療が発達すればするほど的確な治療ができるようになります。
しかし、自動車は車両に使用されている技術が日進月歩で進化して行くので、修理技術や診断ツールが追いつかないのが現状です。電子機器は修理そのものが難しいこともありますが、故障箇所を突き止めるトラブルシューティングがとても難しい。
今では自動車の修理に欠かせない診断ツールですが、
「診断ツールがあれば誰でも故障箇所を簡単に特定できる」
というものではありません。
勿論、診断ツールで調べて一発で悪いところを絞り込めることもあります。毎回そうなら自動車の修理はかなり簡単です。しかし、最近の自動車修理はそんなに甘く有りません。診断ツールで拾った数値や不具合箇所から、どこが故障しているのかを判断するためには、それなりの経験と専門知識が必要です。
場数を踏んでいないと、いつまで経っても故障原因が特定できないのです。車の進化をそろそろ止めてくれないと、益々修理が困難になってしまいます。
好きな車と、暮らそう。
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