アメリカのオートローン平均値

2024年7月24日

金利の高いアメリカでは、自動車を購入する時のオートローンの支払回数は短めに設定する人が多いはず、と思われるかもしれませんが、実際のオートローンの平均支払い回数は70回弱です。

日本は36回~60回払いが多いと思いますが、最近は84回払いにする人も増えていて、高額車の場合残価設定を利用する人も多いですね。

carscoopsの記事によりますと、アメリカの2024年第2四半期の新車のオートローン平均値は
・融資額:40,873ドル(日本円で約6,355,000円)
・支払額月740ドル(日本円で約115,000円)
・金利7.3%
・支払回数:69回
・頭金:6,579ドル(日本円で約1,020,000円)

支払いが完了するまでにざっくり計算で150万円位の金利・手数料を払っている計算です。また、新車ローンの17.8%の人が月1,000ドル(日本円で約155,000円)を超える新車ローンを組んでいるそうです。

どうでしょうか?アメリカのオートローンですが、この数値を見る限り日本人の我々から見てもそんな無茶なプランではないですよね?

アメリカはリボ払いの利用率がとても高く、クレジットカード利用者の半数以上がリボ払いの債務を抱えており、それが家計を圧迫して問題になるケースが増えているそうです。

それに比べて自動車ローンがまともな数値に見えるのですが、それには理由があります。カードさえ持っていれば利用できるリボ払いと違い、ここ最近アメリカのオートローンの与信がかなり厳格化していて、今まで当たり前のようにオートローンで支払ってきた人ですら審査に落ちているからです。

一昔前、アメリカでは年収200万円以下(当時の為替レート)の非正規雇用者の人でも頭金0円で家を購入できていました。サブプライムローンです。結果それがリーマンショックに繋がったのですが、その時の教訓が生かされているのでしょう。

好きな車と、暮らそう。

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