Uberの高級版配車サービス、Wheely

2024年2月12日

日本ではUberと言えば、フードデリバリーのイメージが強いですよね。

海外で生活されていた人や、海外ドラマ・海外の映画を良く見る人なら、Uberが配車サービスをしている会社なんだと知っていると思います。映画やドラマの場合、”call an uber”の翻訳がUberを呼ぶではなく、タクシーを呼ぶに置き換わっていることもありますね。

配車サービスとしてのUber以上に日本人にとって馴染みがないのがWheely。Wheelyを簡単に説明すると、ロンドンに拠点を置く高級版Uberです。

ロンドン以外にも、パリ、ニューヨーク等でもサービスを展開していて、今月からドバイにも進出ました。富裕層が多いドバイで成功を収めた後には、サウジアラビアやカタールにも進出する計画があるそうです。他にもモスクワやサンクトペテルブルグにも進出していましたが、今は稼働しているのかは不明。

Wheelyにはクラス分けがあって、ビジネスクラスではBMWの5シリーズやメルセデス・ベンツのEクラス、ファーストクラスになるとメルセデス・ベンツのSクラスのように車格が上がります。

自転車や大きな荷物を運搬する場合はメルセデス・ベンツのVクラスが利用できるXLクラスも用意されています。また空港の到着口までネームボードを持ってお出迎えしてくれるサービス、”パーフェクト・エアポート・ピックアップ”もあり、空の玄関口で迷うこと無くシームレスに次の目的にまで移動できるプランもあります。

厳しい訓練を行われるアカデミーを卒業したドライバーは、最高水準のマナーや非の打ち所がないエチケットを心得ていて、安全な運転技術はもちろん、いざという時の救命応急処置の知識も有しているそうです。

ファーストクラスになると、カーディフューザーにはACQUA DI PARMA(アクア ディ パルマ)のフレグランスが使用されていたり、おしぼりやタオルのサービスもあります。

こんな富裕層向けのサービスは自分には縁がない…、と思いながらも興味本位でロンドンのファーストクラスの値段を調べてみると…

・最低運賃:40ポンド
・送迎料金:21ポンド
・時間料金:1.7ポンド/分
・距離運賃:2.7ポンド/マイル

時間帯や曜日、渋滞の状況等によっても多少変わるみたいですが、目安としてロンドン中心部からヒースロー空港まで(30km位)、80ポンド位(15,000円)だそうです。

おや?

富裕層向けサービスなのに思ったより安い…
しかも超円安なのに

これは恐らく、日本のタクシーが高いのでそう思えてしまうのかもしれません。

Cost of Livingのデータによりますと、タクシーの料金が高い国ランキングで日本は7位、イギリスは33位です(ブラックキャブは高いですが)。

日本から上のランキングは

1. スイス
2. クウェート
3. ルクセンブルク
4. ジャマイカ
5. アルバニア
6. ベネズエラ
7. 日本
Cost of Livingのデータ

1位~3位までは納得。アルバニアはどんな国なのか知識がないのでよく分かりませんが、ジャマイカやベネズエラが日本より高いのは、ぼったくられたからなのか、観光地価格だからでしょうか?地域によってはタクシーに料金メーターが無くて、乗る時に事前交渉しないと言値になってしまうこともあります。

ロンドンには優秀なタクシーのブラックキャブがありますが、Wheelyが営業できていると言うことは、それなりに利用する人がいると言うことになります。

サービス 料金 快適さ サービス 安全性 プライバシー 予約
Wheely 高い 高い 高い 高い 高い 必要
ブラックキャブ 安い 中程度 中程度 中程度 中程度 不要
Uber 中程度 中程度 中程度 中程度 中程度 不要
Addison Lee 中程度 高い 高い 高い 高い 必要

日本のタクシーの料金から考えると、Wheelyが日本に進出しても利用する人がいると思いますが、法律の壁があるので無理ですね。

日本にWheelyがあれば、記念日のようなちょっと贅沢したい日に使いたくなるかもしれません。

ただ、レビュー(下のリンク先)を見ると、実際のところどうなんだろう?と思ってしまいます。
https://jp.trustpilot.com/review/wheely.com

 

好きな車と、暮らそう。

AUTORIESEN

052-774-6151
auto@riesen.co.jp

サービス工場Blog
車検、点検、整備のあれこれを毎日更新!
熟練のメカニックの匠の技をご覧になれます。