中国には300以上のEVメーカーあるらしく、かなり小さなメーカーまで入れると400社以上あると言われています。

中国政府のEVをどんどんつくれ！の国策でいろんな企業がEVの製造・開発に参入しました。

しかし、厳しいEV競争で消滅したメーカーも多数あるので、実際の数字は分かりません。

2023年の中国EV市場で最も高いシェアを獲得したのはBYDで、33.5%位のシェアですた。さらに強烈な数値があって、同年の世界EV市場ではBYDが21.1%のシェアを獲得し、2位のテスラ（16.01％）を抜いて1位になりました。

近年の中国、EVメーカーが売れまくっているイメージが強いのですが、実際にはBYDの1社が強い、と言ったほうが良いかもしれません。

逆の言い方をすると、BYDが強すぎて他のEVメーカーがどんどん引き離され少しずつ苦しくなっているようです。BYDが中国のEV市場で他を圧倒しているので、他メーカーは利益が少なくなり、いろいろ問題になっている恒大集団のEV部門はかなり苦戦しているそうです。

今年、BYDはどれくらいのシェアを獲得するのか気になります。いつまでも1位を独占できるほど世界は甘くはありません。

アメリカは自国メーカー以外のEV購入支援をしないことを決めました。これはBYDが支援を受けられなくなるだけではなく、日産リーフやドイツのEVも例外ではありませんが…。

自動車市場は、各国の利害関係が複雑に絡み合っているため、今後も混乱しそうです。

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