アメリカで事故率の高い車

2023年12月25日

自動車保険の一括見積比較等の支援もしているLendingTreeの調査によると、2022年11月中旬~2023年11月中旬までの1年間、アメリカのドライバーを調査したところ、最も事故率が高かったのはテスラ(事故件数は1,000人あたり24件)だったと発表しました。

事故の状況等の詳細までは分かっていません。20件を超えたのはテスラ(1,000人あたり24件)、RAM(1,000人あたり23件)、スバル(1,000人あたり21件)の3メーカーでした。

特定の自動車ブランドの事故率が高い理由を突き止めることは難しいそうですが、事故率の高い自動車ブランには、リスクが高いドライバーを惹きつける何かがあるのかもしれないそうです。

また、オートパイロットや運転支援システムを過信しているドライバーが一定数いて、この誤った認識が事故率に影響している可能性もあるみたいですね。

安全なイメージが強いスバルの事故率が高い理由が気になりますよね。スバルはAWD(4WD)で操作性や走行安定性も高く、冬の雪道でも安定して走ってくれることは確かです。しかし、人間は強い武器を持つと油断するもので、この高い走行安定性が路面の危険な状況を過小評価してしまうのです。また、4WDは走破性が高くなるほど危険で厄介なところでスタックするので、車の性能を過信することがアクシデントに遭遇する確率を高くしているのかもしれません。

また、こんな興味深い調査結果もあります。
BMWのドライバーは飲酒運転をする可能性が最も高いらしく、2番目に飲酒運転率が高いRAMの2倍の確率だそうです。飲酒運転率が高かったのは、1位がBMW、2位がRAM、3位がスバルでした。逆に飲酒運転率が低かった順は、1位が三菱自動車(1,000人あたり0.89)、2位がボルボ(1,000人あたり0.92)、3位がマーキュリーと起亜自動車(1,000人あたり0.93)のドライバーでした。

調査結果を総合的に判断すると、飲酒運転率も事故率も高い(スピード違反も多いそうです)RAMのドライバーが最悪の評価を受けています。最近のRAMはかなりハイパワーで、あの大きさでも0→100km/h加速が7~8秒位です。酒を飲んでスピードを出していたら危険極まりないですよね。

ご存じの方も多いと思いますが、アメリカではビール1杯、ワイン1杯飲んだ位では飲酒運転にはなりません。日本では血中アルコール濃度が0.03%以上で酒気帯び運転になりますが、アメリカは0.08%未満なら運転できます。

沖縄の米軍が度々酒気帯び運転で逮捕されることがあります。ビール一杯くらいなら良いだろ、と思うのでしょうが日本の道路を走る以上は日本の道交法を守ってもらわないと困りますね。沖縄に来る米軍関係者は、Remember “Not One Drop” when driving (運転する時は一滴も飲むなを忘れるな)と教えられているはずです。

好きな車と、暮らそう。

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