消費者「ハイブリッド車をつくって」メーカー「無理だ!」
アメリカではここに来てハイブリッド車の需要が高くなっているそうです。
EVもそこそこ売れたようですが、
「完全なEVはまだ不安だ」
と考える消費者が思ったより多いらしく、需要と供給の不均衡が生まれています。
需要があるのなら、その需要を満たせば収益になりますよね?
であるなら自動車メーカーはハイブリッド車をどんどん生産すれば消費者も喜ぶし自動車メーカーも収益UPになります。
ところが自動車メーカーにとって、ハイブリッド車を生産してその需要に応えることは容易ではありません。
主な理由は3つ
- 需要の変化が早すぎた
- ハイブリッド車の製造はシステムが複雑で難しい
- 大半のメーカーがハイブリッド車を飛ばしてEVシフトしてしまった
1.需要の変化が早すぎた
トレンドがガソリン車→EVになりかけていたと思ったら、ここ最近急激にハイブリッド車の需要が増えてしまいました。
2.ハイブリッド車の製造はシステムが複雑で難しい
急激に需要が高まっているハイブリッド車。しかし内燃機関と電動機を効率良く動作させるためにはかなり高度な制御技術が必要らしく、そう簡単にはつくれないのです。
3.大半のメーカーがハイブリッド車を飛ばしてEVシフトしてしまった
かと言って、多額の投資をしてEVに舵を切ってしまった多くの自動車メーカーは、今から頑張ってハイブリッド車を開発する、という判断に踏み切れないのです。
大半の自動車メーカーがこの状況に苦悩して難しい判断を迫られている中、最も優位なポジションにあるのはトヨタ自動車だと言えます。
EVだEVだと騒がれている中、トヨタ自動車としては
「それ見たことか!」
と言いたくなる状況だと思います。
メーカーにとっては、需要があるのにそれに応えられないというジレンマに陥っている状況。
どう打開するのでしょうか?
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