インドで必須な車の装備

2023年12月6日

明日は西日本に黄砂が飛んでくるそうでうす。


気象庁のHPより

我々は当たり前のように常に呼吸をして生きていますが、日本で生活していると大気汚染のことをそれ程きにせず生活している人が多いと思います。

自分たちが住んでいるエリアの大気汚染がどのレベルを知ることができるサイトがあります。

まずは事前に少しだけお勉強。空気質は大気質指数(AQI)という指数を用いて評価します。AQI値が高くなるほど汚染された空気になります。

以下が世界のAQIをマップで確認できるサイトになります。

どうでしょう、日本は良い~普通くらいって感じですね。このマップ、一瞬だけ見てココは空気がきれいなエリア、あそこは空気が汚いエリアと判断するのではなく、時間帯や日によって細かく変化しますので、定期的にチェックして確認した方が良いでしょう。

お隣さんが極めて悪い数字で埋め尽くされているのは言うまでも無いと思いますが、実はこのマップでほとんど確認できない危険エリアがあります。

インドです。インドのAQIマップを見るとほとんどが空白になっています。ところがインドの大気汚染はかなり深刻で、特にデリー、ムンバイ、ベンガルール、チェンナイ、コルカタ、アーメダバード、プネなどの大都市では、工場や車両排出ガスによって空気汚染が高くなっています。AQIマップにこそ載っていませんが、デリーのAQIは400位、シーズンによってはさらに悪化するそうです。

ヘルステック企業のPristyn Careが、インドのデリーやムンバイ及びその周辺地域に住んでいる4,000人を調査したところ、60%程がこれ以上の大気汚染の悪化に耐えられず、引っ越しをしたいと思っているそうです。また、9割が慢性的な喘息、息切り、喉の痛み、目のかゆみ等、大気汚染による何らかの症状が出ているそうです。

そんなインドでは自宅の部屋に使用する空気清浄機だけでなく、車の空気清浄機への需要もかなり高くなっているそうです。インドで車を売るためには今後は高性能な空気清浄機が必須になる言われています。ヒュンダイやKIAは空気清浄機の需要が高くなっていることをいち早く察知し、早い段階で内蔵空気清浄機を搭載しています。

一昔前まではエアコンが無い車が多かったのに、今では空気清浄機が必要になるとは。

TATAの新型SUV ハリアー(トヨタハリアーとは関係なし)には、内蔵空気清浄機能に加えAQIディスプレイがついていて、空気の浄化状況を知ることができるそうです。


TATA ハリアーのAQIディスプレイ。緑色の円の中の数字がAQI値。

日本でもエアコンフィルターやエアーフィルターは定期的に交換しましょう。

好きな車と、暮らそう。

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