ルノークリオのルーフに大きな穴が空いた話し
自動車が被災する可能性がある自然災害で思い浮かぶのは、大雨・洪水、大雪、地震、津波、台風(暴風)、高潮、噴火あたりでしょうか。日本の場合、被災する確率で言えば大雨や大雪、台風が多いと多いと思います。
可能性はかなり低いと思いますが、雷が落ちる可能性もゼロではありません。車に雷が落ちても乗員が直接の被害を受けることは無いそうですが、電子制御装置が破壊される恐れがあるので万一走行中に雷が落ちた場合、すぐに安全な場所に移動して停車したほうが良いと思います。
車に雷が落ちる確率は100万分の1~1,000万分の1らしいので、それを恐れて
「雷雨になりそうな日には車に乗らない!」
と言う人は余程の変わり者しかいないと思います。
最近フランスのストラスブールで、雷が落ちる確率よりも更に可能性が低い災害に被災した車があります。
その確率は1億分の1から10億分の1、もしくはそれ以下だと言われています。
その災害に被災した車両はルノー・クリオ。駐車してあったこのクリオのルーフに50cm位の大きな穴が開いています。
地元の消防隊は、クリオのルーフに隕石が命中した可能性があると発表するとマスコミも動いて騒ぎになりました。隕石と思われる小石が見つかったそうですが、小石とは言え秒速数十キロの速度で命中したのであれば、ルーフに大きな穴が開いても不思議ではありませんね。
隕石の可能性がある石は、鉱物学博物館で鑑定してもらうことになりました。鉱物学博物館にはしばしば
「この石は隕石じゃないか?調べてほしい」
と言う依頼が入るそうですが、99%位の確率で隕石では無いそうです。
で、鑑定した結果この石は放射線も検出されず。穴や気泡がとても多く隕石の特徴とはかけ離れていたそうです。
では一体この石はどこから降ってきたのでしょうか。飛行機から氷が落ちてきてクリオの屋根に当たり、石は全く関係ないものだったのか?それとも何者かが人為的に破壊したのか?謎は深まるばかりです。
好きな車と、暮らそう。
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