アメリカで販売されているインドのJEEP
ジープは世界中でノックダウン生産され、様々な派生モデルが存在します。正式な契約を経てノックダウン生産やライセンス生産しているのであれば堂々と商売できますが、アメリカで販売されている、ある車がJEEPのCJシリーズのパクリだと2018年にFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)がアメリカ国際貿易委員会に販売差し止めを求めました。
そのジープそっくり車はインドのマヒンドラ&マヒンドラのROXOR。
JEEPのCJシリーズに酷似しているROXORは知的財産権侵害したと判断され、訴えていたFCAが勝利しました。ところが同年(2020年)マヒンドラがROXORのデザインの一部を変更すると、マヒンドラが逆転勝利。これによりROXORは再び販売できるようになりました。
その後もこの争いは続いていて、マヒンドラは対策としてフロントグリルのデザインを再設計します。再びマヒンドラにやや不利な判断が下されましたが、規制当局は再設計後のROXORは問題無しと判断しました。
2021年にFCAはステランティスに変わりましたが、まだこの争いは続いていました。その間にマヒンドラは更にROXORのデザインをアップデート。今月、ミシガン州の裁判所がROXORの継続販売を認めました。マヒンドラはこの判決を歓迎し、ロクサーの販売拡大に向けて取り組むそうです。
■ROXORのスペック
エンジンは2,490cc ディーゼル
最高出力:62馬力
最高速度:88km/h
2WD / 4WD
90Aオルタネータ
燃料タンク容量:12ガロン(約55L)
2人乗り
マヒンドラのROXORは、ベースモデルと全天候型モデルがあります。
全天候型モデルは屋根、ヴィンテージ空調、WARNのウィンチが付いています。
全長:376cm
幅:155cm
高さ:190cm
ホイールベース:244cm
北米のベースモデルの車両本体価格は20,599USD(300万円弱)ですが、あくまで現地の価格なので仮にこれを日本まで輸入して登録しようとすると結構な高額車になります。
こんな怪しい車を欲しいと言う人が日本国内にもいるかもしれません…
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