中古車の支払総額

2023年7月17日

今年の10月1日から中古車の販売価格表示は支払総額が義務化されます。

その理由は、一部の販売店で不当な価格表示が常態化していたからです。

弊社はとうの昔からGoonetやカーセンサーどちらも支払総額も表示にしています。また、総額表示と実際の見積合計金額と乖離がないよう気を使っています。それでも購入する時期や登録地、納車地等によって乗り出し価格は変わりますので、完璧な総額表示は不可能ですね。

弊社のGoonet 在庫

支払総額表示の義務化自体は大歓迎ですが、今後はGoonetやカーセンサー等の情報サイトの車両登録がとても面倒になります。消費者のことを考えず不当な価格表示をしている業者のせいで、まともな価格表示をしてきた我々も面倒な作業を余儀なくされることになります。

そんな不当な価格表示が常態化している販売店は、そのほとんどが大手販売店です。

中古車情報サイトには

車両本体価格250万円(総額 275万円)

と掲載していても、いざ購入すると訳の分からない諸費用や頼んでもいないオプションが乗っかり、250万円の車両の見積合計金額が350万円とかになります。この手の販売店で出された見積書をお客様に見せてもらったことがありますが、頼んでもいない高額なオプションは外そうとするとまともに商談してもらえないそうです。

不当価格表示をする大手販売店にとって、販売する車は「手数料やオプションを売りつけるためのモノ」としか思っていないのかもしれません。消費者も不利益を受けますし、まともに商売をやっている販売店も広告で不利な条件にさせられます。また、車が好きな若者がこのような不当な価格表示をするような会社に就職しても、一部の押しの強い営業マンを除いて使い捨てにされてしまうと思います。

大手がこんなことを堂々とやっているので、車両本体価格と乗り出し合計価格が大きくかけ離れている事が常識なのだと、消費者も勘違いをしてしまいます。

Goonet(プロトコーポレーション)やカーセンサー(リクルート)も、消費者が圧倒的に不利になるこの問題をもっと早く解決すべきでしたが、大口広告主に対して強く言えない立場だったのでしょう。ようやく自動車公正取引協議会が動いて罰則付きの義務化になりました。

支払い総額表示は歓迎ですが、なんだかモヤモヤが残りますね。

好きな車と、暮らそう。

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