航路と通航料

2023年5月21日

欧州で購入した自動車を日本まで輸入する時は、ほとんどが海上輸送を使います。

極稀に空輸することもありますが、空輸はかなり高額です。
20年ほど前は120万円位でしたが、今はウクライナ情勢等の影響もあり車両サイズにもよりますが200万円~300万円位かかります。

欧州から海上輸送で日本まで車を輸送すると、欧州の港を出てから日本の港に到着するまで40日前後かかります。ただし、海上輸送は予定より遅れてしまうことが多く、寄港先での積替え等で足止めを食らうなんてことも珍しくありません。

2021年にはスエズ運河で全長約400メートルの大型コンテナ船が座礁して、水路を塞いでしましました。

欧州から日本へ車を運ぶ際に地中海からエズ運河を通って大西洋に出ます。スエズ運河は無断で通り抜ける訳には行きません。通航料(通行料)が必要になります。コンテナ船や自動車専用船のような大きな船が通り抜けるので通航料はとても高額です。

今年利用したコンテナ船の通航料が気になって調べたところ、625,000米ドル(日本円で86,250,000円)程かかっていたと思われます。通航料はエジプトの収入になるそうです。

なぜこんなにも高額な通航料を支払ってまでスエズ運河を通るのでしょうか。それは、スエズ運河を通らなければアフリカ大陸をぐるっと南側から迂回して大西洋に入らないといけないからです。

日本にもスエズ運河やパナマ運河のように多数の貨物船が嫌でも通らなければならないような運河があれば税収UPになるのですが…。

好きな車と、暮らそう。

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