世界のEV生産台数、BYDがテスラを超える|中国EVメーカー恐るべし

2023年4月22日

2022年に世界で生産されたEVの台数が1,000万台を超え、1,020万台に達したそうです。

その中でも中国メーカーの伸びが凄まじく、2022年のEV生産台数1位に輝いたのはBYD。2021年とくらべて211%の成長率を見せています。

メーカー別のEV生産台数ランキングは以下になります。
(BEVとPHEVを含む)

Rank Company 2022年 2021年 成長率
1 BYD 1,858,364 598,019 211%
2 Tesla 1,314,319 936,247 40%
3 VW Group 839,207 763,851 10%
4 GM (incl. Wuling Motors) 584,602 516,631 13%
5 Stellantis 512,276 381,843 34%
6 Hyundai Motors (incl. Kia) 497,816 348,660 43%
7 BMW Group 433,164 329,182 32%
8 Geely Auto Group 351,356 99,980 251%
9 Mercedes-Benz Group 337,364 281,929 20%
10 Renault-Nissan-Mitsubishi Alliance 335,964 289,473 16%
11 GAC Group 287,977 125,384 130%
12 SAIC Motor Corp. 256,341 237,043 8%
13 Volvo Cars 253,266 220,576 15%
14 Chery Auto Co. 253,141 107,482 136%
15 Changan Auto Co. 245,555 105,072 134%
16 Other (41 companies) 1,927,211 1,326,262 45%

 

注目すべきは中国メーカー(ランキング表の赤文字)の成長率。12位のSAIC Motor Corp(上海汽車)は成長率8%ですが、ここは今水素エネルギーに力を入れているそうです。

EVで圧倒的な強さを見せているBYDの恐ろしいところは、2022年の時点では中国国内での販売がメインでしたが、今後はEUの輸入関税を回避するために欧州にも工場を建設し、大規模進出を計画していることです。

また、EVの販売戦略で中国メーカーに価格競争で勝つことは今の時点ではほぼ不可能です。なぜなら中国メーカーはEVに必要なレアアース等の材料を全て自国で賄えるからです。EV押しだったEUはここに来て中国メーカーの躍進に対して、対応を誤るとあっという間に欧州の道路は中国のEVで埋め尽くされる、と警戒していてるようです。

弊社もここ最近、自動車を取り巻く環境が大きく変わていることを実感しています。特に最近、日本の自動車や部品メーカーさんから中国車や中古車の部品のお問い合わせがかなり増えています。

中国メーカーの勢いに圧倒されないよう、世界各国のメーカーが知恵を絞っているみたいですが、数年後の自動車業界がどうなっているのか気になります。

好きな車と、暮らそう。

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