欧州の2035年以降EV化が方針転換!?
2035年以降に登録される新車はゼロエミッションにすることを目指していたEU。ところが合成燃料を使用するエンジンを搭載した自動車であれば2035年以降も新車販売・登録を可能にすると方針転換しました。一定数EVは売れたみたいですが、欧州でもまだまだEVは嫌だと思っている人が少なくないそうです。
しばらくの間は日本国内に多数存在するハイブリッド車、プラグインハイブリッド車が良いと思いますが、欧州が日本の技術を積極的に採用するとは思えません。
とは言え、トヨタ自動車の全方位戦略が正解だったことになりますね。日本は化石賞を受賞させられたりと、なかなかの扱いを受けています。
スポーツでもそうですが欧州の十八番、都合良いルール変更に振り回された人も大勢いると思います。メルセデスベンツは400億ユーロを投じて2030年までに全ての新車販売を完全EVにする計画ですが、このまま突き進むのか気になります。フォード(米)は2023年のEV事業が大きな投資をした関係で30億ドルの赤字になると見込んでいて、黒字化になるのは2026年末になる見通しだとか。
さて、欧州では2035年以降も合成燃料を使用する車であれば販売できるとのことですが、合成燃料とは一体どんな燃料なのでしょうか。
合成燃料は電気エネルギーを使用して生成される燃料で、水素と二酸化炭素と反応させ、炭化水素化合物を生成して製造されるそうです。合成燃料はe-fuelとも呼ばれています。e-fuelのeはelectricのeだそうです。
合成燃料のメリットはCO2の排出が減るので環境に良いこと。また、既存の化石燃料を使用している車にも使えることも大きなメリットです。ただ、本当にそのまま既存の化石燃料車に使えるかは私にはまだ分かりません。
産油国ではない日本にとってe-fuelは都合の良い燃料だと思います。現時点では合成燃料の価格はガソリンの3~4倍位とかなり高額ですが、ガソリンや軽油並みの価格で手に入るようになったら面白くなりそうですね。
SAF(Sustainable Aviation Fuel / 持続可能な航空燃料)みたいに、持続可能な~のような名前がつけられるかも?
好きな車と、暮らそう。
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