オートリーゼンの理念・歴史・拘り

2018年9月20日

今日は弊社の理念、拘りについてご案内します。

代表者より話をいただいた素敵な歴史もご紹介致します。

 

■企業理念

1971年の創業以来『お客様の発展が企業の発展』をスローガンに掲げ、

お客さまに満足して頂けるサービスを提供してまいりました。

そして現在は、『お客様と共に発展』を企業スローガンとし、自動車の

販売・アフターを通じて、安心・安全で楽しく快適なカーライフを

提供していくことが私達の役目だと考えております。

 

今後も、お客さまへの感謝を胸に、より身近で充実したサービスを提供してまいります。

引き続きのご支援・ご支持を賜りますようお願い申し上げます。

 

■オートリーゼンの歴史

RIESENとはドイツ語の『巨人(RIESE)』からきており、自動車販売店で

大きくなることを願って名付けました。

 

弊社が創業した1971年頃の日本は高度経済成長まっただ中でしたが、まだまだ

乗用車は庶民にとって高嶺の花でした。何しろ乗用車普及率が30%を切っていた

時代ですので乗用車の潜在需要が非常に高く、そこに高度経済成長による国民の

所得水準の上昇が後押しして、モータリゼーションは一気に加速しました。

 

そんな中、乗用車の販売を行うべく店舗を構えましたが、肝心な商品(自動車)が

なかなか集まりません。乗用車の普及率が急激に高くはなりましたが、まだまだ

流通量は少なく、今日のような自動車販売業者が車両を仕入れるオートオークションも

存在しなかったので、車両の仕入れは本当に苦労しました。

需要があっても商品がなければ売れるものも売れないと言うわけです。

それでも私は、友人や知人を頼りに、どんな小さな情報でも全国を駆け回り

車両を集めていました。

 

まだオートローンが無かった当時の車両代の支払い方法は現金かマル専手形が主流。

マル専手形とは今のオートローンみたいなものですが、オートローンとの大きな

違いはマル専手形は不渡りが出てしまいますと自分たちで回収しなければなりません。

このように在庫集めも資金繰りも大変でしたが、仕入れた車両は展示すると

すぐに売約となり、ありがたい面もありましたね

 

創業当時は国産車の取扱いをしていましたが、1台のポルシェ356と出会い、

その魅力に惹かれたことがきっかけで輸入車を取扱うこととなりました。

国産車の仕入れが難しかったのは前述しました通りですが、輸入車はそれ以上に

困難でした。しかし日本国内で調達できないのであれば欧州から直接輸入すれば良い!

そんな安易な思いつきでしたが、思い立ったら止まらない私は、1973年に

欧州からの自動車の輸入をスタートさせました。

 

紹介された1人のオランダ人と電話やFAXでコンタクトをとり、フランクフルト空港で

待ち合わせ。彼(オランダ人)は真紅のポルシェ911で迎えに来てくれました。

私が助手席に座るとアウトバーンを200km/hで疾走しはじめました。初対面の運転手の

助手席に座っての200km/h走行は普通なら不安に陥りそうな状況でしたが、それを上回る

期待に満ち溢れていたのを鮮明に覚えてます。

早速ドイツの自動車ディーラーを巡り、5台の車両を注文しました。さらにパリへ向かい、

紹介されたフランス人と合流して自動車ディーラーを巡りました。

計12台の車両を注文して日本へ帰国しました。今思えばかなり無謀なことですね。

 

帰国後はオーダーした車が無事に日本まで届くのか?と大きな不安を抱えながら

電話やFAXを待っていました。数カ月後、船会社から入港の連絡が入り無事に

陸揚げされたと聞いた時は大きな不安からようやく解消されましたね。

 

こうしてヨーロッパから自動車を直接輸入した私はあることに気付きました。

それは『正規販売されていた販売価格と現地の販売価格の差』です。実際に輸入してみて

分かりましたが、輸入コストから考えてもあまりにもかけ離れた価格設定に驚きましたね。

パーツなんて数倍以上の値付けがされており、これでは輸入車を国産車のような感覚で

乗ってもらうことはできない…と思いました。

 

それからも幾度となく海外へ出向き、ディーラーと交渉したり、輸送方法等のコストを

見直すことでよりお求めやすい価格設定を実現。

その甲斐あって全国のたくさんのお客様から注文を頂きました。

 

こんな感じで自動車の輸入・販売をしていたら、どうせ輸入するなら正規輸入販売を

していない車も面白そうだと思い、メーカー、車種、グレード、装備、ボディカラー等

の選定にも力を注ぎ、各地のモーターショーで強く印象に残った車をメーカーを

問わず輸入。ローバーミニのカブリオレ、ルノー4、シトロエン2CV、スマート、

プジョー206CC、ルノーカングーなどはかなりの台数輸入しましたね。

 

自動車の並行輸入をしてきた一方で、どうしても日本での独占販売が出来る商品が

欲しかった私は、色々なメーカーへ直交渉に行きました。

あるときは、イギリス最北端の自動車メーカーへ。極寒で目に映る景色は真っ白な雪のみ・・・

人の気配すら感じられない外国で恐怖に近い孤独を感じたこともあります。

また、あるメーカーでは意気投合し夜通しお酒に付き合われたりと、たくさんの

出会いがあり、1986年にようやく『ベルトーネ社』との契約が出来ました。

これが弊社にとって初の独占販売契約です。それからは、パリサロンやフランクフルト、

デトロイトなど世界各地のモーターショーへ毎回出向き、ベルトーネ、テイヨール、

シュペールマルタン、ドンカーブート、YES!、トランスコン、ゲッタウェイ、アイランダー

とヨーロッパとアメリカの計8社とメーカー契約できました。

2018年9月20日

代表取締役社長 中島 寛

 

オートリーゼンの輸入への拘りはこうして築き上げられました。

おかげさまで現在までに『3,000台』を越える車を輸入。

 

 

■オートリーゼンの拘り

日本に正規導入されていない車にはどうしても不安がありますよね。

私達は可能な限り、情報を収集しご提案致します。

購入前から購入後まで責任を持ってご対応致しますので安心してお任せ下さい。

 

以前のように並行輸入が盛り上がることを心より願います。

 

手前味噌ですが、輸入業務には数多くの実績がございます。

ご興味あるおクルマがあればお気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

夢を形に~

AUTORIESEN

マネージャー 中島 聰

052-774-6151
auto@riesen.co.jp

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