弊社では日本の企業様からのご依頼で中国から自動車部品を取り寄せも行っています。その関係で中国の自動車ニュースもかなり気にしています。ちょくちょく中国車に関するネタでブログを書くのはそのためです。

今日も中国車に関するネタになります。

一昔前の中国車は衝突安全性が極めて低く、衝突安全テストでもゾッとするような結果でした。

ドイツ衝突安全テストで中国のBrilliance BS6が悲惨な損傷を見せる

中国車は◯◯が遅れている、◯◯性能が低いと馬鹿にされてきましたが、中国の自動車メーカーはそういった要素を徹底的に改善して欧米や日本の自動車メーカーを猛追しています。

CarscoopsのYoutubeチャンネルで、中国の自動車メーカーCheryのEV、Exeed Sterra ESの安全性を実証するために行ったとてもユニークな衝突試験の映像を公開しました。

危険度の高い事故を想定して、3台のExeed Sterra ESを使用し、そのうち1台がUターン中に2台に衝突される、というシナリオで行われました。1台の車両に左右から60km/hの速度で衝突させ、35トンの衝撃を与えました。

試験結果は良好で、7つのエアバッグ全てが予定通りに展開し、ドアロックが自動解除されドアも開きました。緊急通報機能も正常に作動、バッテリーパックにも異常は無く火災の兆候も無し、高電圧システムも自動的にシャットダウンしたそうです。

今回の衝突試験はEuro NCAPやIIHSといった国際的な安全基準に則った評価ではなく、Chery独自が実際に起こり得る事故を再現したものです。自社のExeed Sterra ESの安全性をアピールする上で非常にインパクトのある衝突試験だと思います。

昔の中国車は死ぬ覚悟で乗らなければならないと言われていましたが、短期間でその評価を変えようとしています。

---

好きな車と、暮らそう。
AUTORIESEN
052-774-6151
auto@riesen.co.jp

サービス工場Blog
車検、点検、整備のあれこれを毎日更新！
熟練のメカニックの匠の技をご覧頂になれます。