アメリカの自動車産業や、航空宇宙産業、農業に従事する労働者によって組織された労働組合、全米自動車労組（UAW）が、大手自動車メーカー（GM、フォード、ステランティス）に対して大幅な賃上げを要求したそうです。

日本でも2月頃になると春闘がどうのこうのとニュースで取り上げられますが、今回のアメリカの賃上の要求は桁外れです。

賃上げ後の時給は何と150ドル（日本円で22,240 円）。日給じゃないの？と思うかもしれませんが時給です。この時給は、労働時間短縮や、退職金の増額や年金等を加味した合算時給のようですが、それにしても驚きの金額ですね。

アメリカの物価高騰のニュースをよく耳にしますが、こんなにも凄いのかと驚きました。

ただ、自動車メーカーも
「はい分かりました、要求を飲みましょう」

とはならなかったようで、GMは
「負の波及効果だ！」

と、カンザス工場の操業を停止し2,000人を解雇（レイオフ）することを決めました。

アメリカの物価高は深刻で、クレジットカードの債務が1兆ドルを超えた、住宅ローン、自動車ローン、学生ローンの返済額もかなり増えてしまっているようで、経済・景気をコントロールするって本当に難しいんですね。

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